資料シート●各科目
モールス符号系
http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/Morse.html
キャラクタ符号系の一つ。
モールス符号系は1832年に合衆国のMorseによって発明された。当時は、電波を遠距離の通信に使う技術が確立しようとしていた時期で、モールス符号系はこの技術を活かして電信(=電線によるテキストの通信)を実現するために開発された。
モールス符号系では、短点と長線との組み合わせでキャラクタ(ABC、数字、記号など)を表わす。短点と長線は、それぞれ、回路が接続している時間が短いか長いかによって表現された。
・
モールス符号系(日本式)
モールス符号系(大陸式)
現在の一般的なキャラクタ符号系と違って、モールス符号系は下図のような特徴を備えている。
モールス符号系 ISO、JIS1/2単位系など 要素の種類
3種類(空白を含めて)
・
・ − 2種類
・
× ○ 要素を並べる長さ
可変
2〜6桁など
固定
7/8/16桁など
モールス符号系はタイタニック号が遭難した時にも救援を求める通信に使われた。それから90年代まで、簡便な船の無線通信などに使われていた。
モールス符号系とよばれるものにはいくつかの種類があり、同じ符号に対してそれぞれの符号系では全く違うキャラクタが割り振られている。したがって、送信する側と受信する側とで符号系の方式が食い違ってしまって、通信が正しく行われないことも起こりうる。
送信側 受信側 SOS ラレラ 符号化
↓
(大陸式で)
復号
↑
(日本式で)
・・・ −−− ・・・ →
通信
・・・ −−− ・・・
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03-10-02