資料シート●各科目

ビット列
02
補列


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http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/bit/00.html




 どんなビット列にも、同じ長さで、足し合せると ××...× になってしまう相手が一つだけ必ずある。

[例]

  ×○×○
+ ○×○○
= ××××

 つまり、×○×○ にとっては ○×○○ が補列になっている。

 ビット列の場合でも数の場合と同じように和は可換(=□に◇を足しても◇に□を足しても結果は同じ)だから、補列は交換的(たがいどうし)な関係だ。つまり、あるビット列の補列にとって、もとのビット列は補列になっている。

 補列はいちいち和を調べて探さなくても、もとのビット列に一連の加工を施すことによって(まぁ)簡単に導き出すことができる。
 ビット列の補列は以下の手順で作る。

・そのビット列の×/○をそれぞれ逆にする
・そのビット列に××...○(=右端だけが○になっているビット列)を足す。これで完了

[例]

  ××○× もとのビット列
> ○○×○ ×/○を逆に
> ○○○× + ×××○

 補列は、数をビット列で表現する場合に、負の数の表現のために使われる。




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05-06-10