パネル資料
創造性の育成 - メディア学の教育の現場から
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科目の設計と創造性
いくつかの視点
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前の章ではメディア教育の四つのカリキュラムを紹介しましたが、どの科目でも、いろいろな表現の形態があって、それらはそれぞれの特徴によって創造のきっかけになる(またはじゃまになる)ということを体験を通じて発見してもらうことを目的としています。
しかし、実際にはいろいろな理由でそれが意図したとおりには機能しないことがありました。これは、創造と言う行動が学習者にとって負担になるために、ちょっとしたきっかけがあればそれを回避しようとする傾向の現われだと考えています。実際に、そうしたきっかけが取り除かれるように課題の設計を改良すると、学習者の行動も変化します。
この節では、そうした例のいくつかを紹介します。
1.0. 作品の規模 特に時間的表現に関連して
早送りと巻き戻しで日は暮れて...
1.1. 作品の構造の階層
気がつかないうちに課題を難しくしてしまう原因は...
1.2. 前提になる技能の問題 たとえば描画
絵が描けなかったらアニメーションはできないなんて
1.3. サブゴールという逃げ込む穴
"必要だから"という言い訳がつくとついついはまり込むやったことのある世界
1.4. 居心地のいい逃げ込む穴
たとえばピクセルの壷
1.5. イフェクト症候群
イフェクトカタログを創造してしまう学習者たちと饅頭屋の新しい丁稚
1.6. "できること"という代用品
"だってこっちならよく分かっているから..."
1.7. 公式という代用品
"だっていつもこう描いているから..."
1.8. 課題の必然性
"易しいことをなぜややこしくするの?"
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